フラメンコの曲種紹介

タンゴ - フラメンコの曲種を紹介するシリーズ6 -

Tango(タンゴ)は、フラメンコを代表する2拍子系の曲種で、19世紀に港町カディスにタンゴ・アメリカがきて、そこからタンゴ・デ・カディス(タンギージョ)がうまれ、そこからタンゴという曲種が誕生しました。

この2拍子系のルーツを深く調べていくと、元は黒人の人たちが持っていたリズムで、黒人が奴隷として南米に連れていかれ、アメリカで発展し、それがスペインに渡りました。スペインの民謡は3拍子系なので、19世紀前に2拍子系は存在しなかったようです。

タンゴの踊りの特徴は、重心を下にして上体を少し前傾させ、マルカールするときは腰を大きく動かし、粘るようにして踊ります。特に腰の使い方は、他の曲よりかなり動かします。

 

「タンゴはパラダイス(天国)だから、とにかく楽しく!」

著名な舞踊家ロサリオ・トレドに、よくこう言われましたが、練習生はタンゴの音楽にのって楽しむことが大切です。

 

 

 

タンゴの種類

タンゴもブレリア同様に地方色の強いいくつもの種類があります。

 

Tango de Triana タンゴ・デ・トゥリアナ

レトラの長さが決まっているので踊りやすいため、踊り伴奏でよく使われます。

トゥリアナは、セビージャのある地区の名前です。

ティエントスの後半は、このタンゴ・デ・トゥリアナを用いるのが一般的です。

 

Tango de Granada タンゴ・デ・グラナダは、

タンゴ・フラメンコの首都だといわれていて、タラントスの後半にこのグラナダのレトラがよく用いられます。

 

 

Tango de Extremenos (Extremadura) タンゴ・デ・エストレメーニョは、

別名エストレマドゥラと呼ばれ、レトラの長さがとても変わるため、

このレトラにあわせて自在に踊るのは難しいので、踊りではあまり歌われません。

 

 

タンゴのコンパスとアセント

 

私はタンゴのコンパスを8拍で1コンパスで数えますが、これは人によって解釈が違うので、絶対ではありません。

 

ギターのメロディーは2コンパスつまり16拍でぐるぐるとまわる特徴があります。そうでないこともありますが、マルカールの切換は2コンパスごとが多いです。

 

アセントは、1と5にあります。

 

① 2 3 4 ⑤ 6 7 8

 

シエレは7です。つまり7でしめます。

 

フラメンコの音楽はアセントに向かって流れているので、パソは6や7から始まったりします。またコントラティエンポ(裏)のリズムを体に感じるのと感じないのでは踊りが明確に変わってくるので、フラメンコ独特のノリを体で感じるようにしましょう。

 

衣装

 

タンゴの衣装は、明るくカラフルで華やかなものがお勧めです。

ボランテというフリルがあった方がいいですね。

黒や茶色など地味な色は、プロなら踊りで見せられるので問題ありませんが、キャリアの浅い練習生は沈んで見えるのでお勧めできません。

自分を引き立てる衣装を着るとテンションも上がりますから、やはり衣装は手を抜かずに自己投資をしましょう。

 

 

  • この記事を書いた人

松本真理子

Mariフラメンコ教室を主宰しながらフラメンコの魅力をブログで発信中。 フラメンコの聖地スペイン・へレスの伝統ある”ペーニャ・ラ・ブレリア”でメインのソリストとして出演を果たし、2019年にはへレスの国際的なフェスティバルの初日にラ・グアリダ・デル・アンヘルにて松本真理子リサイタルコンサートの快挙を成し遂げ、2021年第2回フラメンコWebフェスティバルにて動画作品”el Canal”が総合評価部門で入賞、関西テレビ「よーいドン」番組などのメディアでカリスマとして紹介された大阪のフラメンコ舞踊家。

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